高齢者肺炎球菌予防接種について
- 2024年6月28日
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北区では令和6年7月1日~令和7年3月31日まで、「高齢者肺炎球菌予防接種」を受けていない66歳以上の方を対象に、費用の一部を助成する事業を実施します。
肺炎球菌は免疫からの攻撃に強く、退治するのが難しい細菌です。
成人が日常でかかる肺炎の原因菌としては、肺炎球菌が一番多いとも言われています。
今回は肺炎球菌とワクチン接種についてのお話です。
【肺炎球菌って?】
肺炎、髄膜炎、敗血症、中耳炎などの重篤な感染症を引き起こすことがあります。
特に乳幼児、高齢者、および免疫力が低下している方、基礎疾患を持つ方々にとってリスクが高い細菌です。
【どんなワクチンを接種する?】
今回北区の予防接種で使用される肺炎球菌ワクチンは、PPSV23(肺炎球菌多糖体ワクチン、23価)です。
・23種類の肺炎球菌の血清型に対して免疫を提供します
・主に65歳以上の高齢者、および慢性疾患を持つ成人に推奨されています
・一般的に5年以上の免疫を獲得できますが、65歳以上の高齢者や慢性疾患を持つ成人には再接種が推奨されることがあります
※抗体ができるまで、平均でおよそ3週間ほどかかります。
【副作用はある?】
ワクチン接種後の副作用は一般的に軽度です。
接種部位の痛み、腫れ、発赤、発熱などがあり、重篤な副作用は稀ですが、アレルギー反応が起こることがあります。
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌感染症を予防し、重症化を防ぐのに非常に効果的です。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。