発熱を引き起こす病気は、感冒や新型コロナウイルス感染症だけではありません。他の細菌性肺炎や尿路感染症、胆のう炎、胆管炎など、原因となる疾患は多岐にわたります。しかし、現在のコロナ禍の中では、発熱があるということで診療が受けられなかったり、必要な検査が受けられなかったりするようなことも聞かれます。
当院では、まず迅速に新型コロナ感染症に関する検査を行い、陰性が確認された場合、その他の疾患について必要な検査を検討いたします。もちろん多くは通常の感冒などであることが多いので対症療法のみで自然に軽快していくことが多いと思われますが、発熱をきたす様々な疾患の可能性についても常に考えながら、診療を進めることが重要であると考えています。